コネクタのアップデートまとめ:2026年10月

2026年11月03日著者:Denis

ONLYOFFICEは、クラウドストレージ、コンテンツ管理システム、プロジェクト管理ツールなど、さまざまなプラットフォーム上での文書の作成、編集、共同作業をより便利にするための改善を続けています。コネクタを定期的にアップデートすることで、エンドユーザーにとって使いやすい文書ワークフローを実現し、管理をシンプルにし、進化し続けるホストプラットフォームとの互換性を維持することを目指しています。

10月のまとめでは、Nextcloud、ownCloud、Confluence、Jiraとの連携のアップデートをお届けします。今回の新しいリリースでは、最新のプラットフォームバージョンとの互換性、管理設定の改善、より便利な画像の挿入、そしてセキュリティの強化に重点が置かれています。

それでは、新機能を詳しく見ていきましょう。

コネクタのアップデートまとめ:2026年10月

Mattermostとの連携

コネクタのアップデートまとめ:2026年10月

ONLYOFFICEとMattermostの連携がバージョン2.4.1にアップデートされました。今回は特に、接続のセキュリティと、Document Serverのアドレスをより厳格に扱うことに重点を置いています。主な変更点は次のとおりです。

プライベートなDocument Serverアドレスの設定

今回のアップデートでは、DESAllowPrivate設定が導入されました。管理者は、プライベートなDocument Serverアドレスを許可するかどうかを設定できます。

デフォルトでは、ループバックアドレスおよびプライベートネットワーク内のDocument Serverアドレスは拒否されるようになりました。この制限はリダイレクト先にも適用されるため、最初のリクエストの後に、接続が禁止されたアドレスへ到達してしまうことを防げます。

より厳格なURL検証

Document ServerのURLに対して、より厳格なサニタイズが行われるようになりました。これにより、MattermostとONLYOFFICE Docsの間の接続に使われるアドレスの検証が強化されます。

依存関係の更新

今回のリリースには依存関係の更新が含まれており、連携機能を現在の技術要件に合わせた状態に保てます。

送信リクエストの処理の改善

送信リクエストが、デフォルトのHTTPクライアントにフォールバックしないように修正されました。これにより、想定どおりのリクエスト処理が維持され、外部接続の方法が意図せず変わってしまうことを防げます。

最新の修正により、プロキシ構成の環境でも連携機能がより安定して動作するようになり、管理者がプラグイン設定を更新する際に起こりうる問題も減ります。

  • プロキシのサポート:リクエストが、HTTP_PROXY、HTTPS_PROXY、NO_PROXYの環境変数を経由してルーティングされるようになりました。
  • 設定の保持:設定の一部だけを保存しても、既存のプラグイン設定が失われなくなりました。
  • より安定した有効化:設定内の不明な形式は、有効化の失敗につながるのではなく、無視されてログに記録されるようになりました。

これらの変更は、セルフホスト型のMattermostとONLYOFFICE Docsを運用している管理者にとって特に重要です。こうした環境では、接続ルールとネットワークの境界がセキュリティ設定の重要な要素となるためです。

最新バージョンを入手

ownCloudとの連携

コネクタのアップデートまとめ:2026年10月
ONLYOFFICEとownCloudの連携がバージョン10.0.0にアップデートされ、新しいバージョンとの互換性が追加されるとともに、管理画面が改善されました。新機能は次のとおりです。

ownCloud 11との互換性

アップデートされた連携機能はownCloud 11に対応しています。新しいバージョンのプラットフォームを導入する組織でも、ownCloud環境の中でONLYOFFICEによる文書編集を引き続き利用できます。

管理設定の専用セクション

管理設定が独立したセクションに移動しました。これにより、管理者は連携機能をわかりやすい場所で設定でき、管理作業と通常のユーザー操作が分けられます。

エディタへの複数の画像の挿入

クラウドストレージから複数の画像をまとめてエディタに挿入できるようになりました。複数の画像を含む文書の作成が簡単になり、編集中の手作業の手順を減らせます。

セキュリティの改善

バージョン10.0.0には、より安全な連携環境を保つためのセキュリティの改善が含まれています。

管理者の皆さまには、インストール後に更新された設定を確認し、導入しているownCloudとONLYOFFICE Docsのバージョンで連携機能が想定どおりに動作することを確かめることをおすすめします。

最新バージョンを入手

Nextcloudとの連携

Nextcloud用のONLYOFFICEアプリがバージョン10.2.0にアップデートされました。プラットフォームとの互換性が更新され、日々の文書ワークフローと管理にいくつかの改善が加えられています。新しいバージョンの内容は次のとおりです。

Nextcloud 35との互換性

アップデートされた連携機能はNextcloud 35に対応しています。管理者は、Nextcloud環境をアップグレードする際にも、文書編集のワークフローを維持できます。

複数の画像を一度に挿入

Nextcloudから複数の画像を、1回の操作でエディタに挿入できるようになりました。画像の多い文書、レポート、プレゼンテーションなど、複数のビジュアル要素が必要な資料を作成するときに特に便利です。

画像を1枚ずつ追加する代わりに、複数のファイルを選択してまとめて編集作業に取り込めるため、繰り返しの操作を減らせます。

管理設定のデザインを刷新

管理画面のデザインが刷新され、設定がタブごとに整理されました。この構成により設定画面を移動しやすくなり、管理者は必要なオプションをより効率よく見つけられます。

共通設定とセキュリティ設定が自動で保存されるようになり、日常的な設定作業がよりシンプルになりました。

セキュリティの改善

今回のリリースには、連携機能の設定と機密情報の扱いを強化するためのセキュリティ関連の変更が含まれています。具体的には、ドキュメントサービスの秘密鍵の暗号化保存と、サーバーアドレスのチェックの変更です。

また、ローカルネットワーク上のONLYOFFICE Docsのアドレスをチェックする際には、明示的な設定オプションが必要になりました。これにより、管理者はこの動作をより意図的に制御できます。

これらの変更により、互換性が向上し、管理が効率化され、連携機能のセキュリティが強化されます。

最新バージョンを入手

Confluenceコネクタ

ONLYOFFICEのConfluenceコネクタがバージョン7.5.0にアップデートされ、Confluence Data Center 10.2.18に対応しました。このバージョンのプラットフォームを運用している組織でも、Confluenceのワークフローの中でONLYOFFICEによる文書編集を引き続き利用できます。

インフラを定期的にアップデートしている組織にとって、コネクタをサポート対象のホストプラットフォームのバージョンに合わせておくことは重要です。

最新バージョンを入手

Jiraコネクタ

バージョン5.2.0にアップデートされたONLYOFFICEのJiraコネクタは、Jira Data Center 11.3.10に対応し、このバージョンのJiraを利用している組織との互換性を広げています。

このコネクタを使うと、チームはJiraのタスクに関連付けられた文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、その他の対応ファイルを扱えます。

最新バージョンを入手

Moodleプラグイン

コネクタのアップデートまとめ:2026年10月

Moodle用のONLYOFFICEプラグインがバージョン6.2.0にアップデートされ、次の改善が加わりました。

Moodle 5.3への対応

アップデートされたプラグインはMoodle 5.3に対応しています。教育機関は、学習プラットフォームをアップグレードする際にも、文書編集のワークフローを維持できます。

全画面表示でのエディタの起動を改善

エディタを全画面モードで開く操作も改善されました。文書の閲覧、執筆、編集のために、より広い作業スペースが必要なユーザーにとって便利になります。

これらの改善により、教師と学生は、文書編集を学習環境に統合したまま、自分の作業に集中できます。

最新バージョンを入手

Moodleの課題提出プラグイン

Moodleの課題提出用のONLYOFFICEプラグインがバージョン4.2.0にアップデートされ、エディタを全画面モードで開けるようになりました。このプラグインの変更点は次のとおりです。

Moodle 5.3への対応

アップデートされたプラグインはMoodle 5.3に対応しており、教育機関はMoodle環境との互換性を維持できます。

Moodleを授業や評価に使っている教育機関では、メインのエディタプラグインと課題提出の連携機能の両方を最新の状態に保つことで、さまざまな学習活動を通じて一貫した文書ワークフローを維持しやすくなります。

最新バージョンを入手

個々のコネクタを超えて:ONLYOFFICE Docs 10.0

今回のコネクタのリリースは、ONLYOFFICEのエコシステム全体で進んでいる開発の一部です。

10月にリリースされたONLYOFFICE Docs 10.0では、50以上の新機能、1,000件以上のバグ修正、35件の脆弱性の修正が導入されました。このリリースには、エディタ、AI機能、セキュリティ、開発者向けツールのアップデートが含まれています。

コネクタのアップデートまとめ:2026年10月

ONLYOFFICEをほかのプラットフォームに組み込んでいる組織にとって、特に関係の深い変更がいくつかあります。

AIツールと柔軟な設定

ONLYOFFICE Docs 10.0では、エディタ全体でAI機能が拡張され、AIによるアシストを使って文書の内容を扱えるようになりました。

組織は、要件に応じてAIとの連携を設定できます。対応する導入環境では、さまざまなモデルやローカルでホストされたソリューションに接続することも可能です。この柔軟性は、データの取り扱い、プライバシー、インフラについて特定の要件を持つチームにとって役立ちます。

管理者は、関連する設定オプションを確認し、自分たちの環境にふさわしいAI機能を判断してください。

開発者向けの選択肢の拡大

今回のリリースでは、開発者向けの改善も導入されました。変換とDocument Builder用の新しいファイルアップロードエンドポイント、Document BuilderでのPDFサポートの拡大、Plugins APIとMacros APIの更新などです。

これらの変更により、カスタムアプリケーションを開発したり、既存の連携に文書処理機能を追加したりする開発者の選択肢が広がります。

セキュリティは引き続き最優先

Docs 10.0のセキュリティ関連の変更には、JWTのデフォルトでの有効化、より厳格なトークンの扱い、ファイルの整合性チェック、WOPIホストへのアクセス要件の明確化が含まれます。

連携している環境をアップグレードする際には、管理者は関連するリリースノートと設定要件を確認し、既存のコネクタやカスタム連携が引き続き正しく動作することを確かめてください。

ONLYOFFICE Docs Connect:マネージド型のクラウド連携

独自のエディタインフラを運用せずに文書編集機能を組み込みたい組織は、ONLYOFFICE Docs Connectも検討できます。

コネクタのアップデートまとめ:2026年10月

Docs Connectは、企業やプラットフォーム事業者が、既存のプラットフォームやカスタムアプリケーションにONLYOFFICEのエディタを組み込めるクラウドサービスです。ユーザーは、使い慣れた作業環境から離れることなく、テキスト文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、入力可能なフォーム、PDFを編集できます。

セルフホスト型の導入とは異なり、Docs Connectでは、ホスティング、保守、定期的なアップデートをONLYOFFICEが管理します。

文書編集機能を提供しながら、エディタインフラの管理に伴う運用の負担を減らしたい組織にとって、もうひとつの選択肢となるサービスです。

既存のDocs Cloudとの連携は引き続き動作するため、製品名の変更だけを理由に現在のユーザーが移行する必要はありません。

連携機能の選択と保守

今回のリリースからも、文書エディタと対応プラットフォームの互換性を維持することの重要性がわかります。クラウドストレージ、ナレッジ管理システム、プロジェクト管理プラットフォームのどれを使っていても、適切な連携機能は、ワークフローとインフラの要件の両方に合ったものであるべきです。

アップデートを計画する際には、次の点を検討しましょう。

  • プラットフォームとの互換性を確認する。コネクタが、導入しているバージョンのNextcloud、ownCloud、Confluence、Jiraに対応していることを確認しましょう。
  • 設定の変更点を確認する。デザインが刷新された管理設定や、オプションの保存・管理方法の変更に注意しましょう。
  • セキュリティ設定を確認する。認証、秘密鍵の扱い、ネットワークアクセス、その他の関連する設定オプションを確認しましょう。
  • 本番環境に導入する前にテストする。可能であれば、ステージング環境でアップデートしたコネクタを検証しましょう。カスタム設定を使っている組織では特に重要です。
  • ドキュメントを最新の状態に保つ。管理者とユーザーが、関連する機能の使い方とサポート情報の場所を把握できるようにしましょう。

これらの手順を踏むことで、既存の文書ワークフローへの影響を最小限に抑えながら、新機能のメリットを得られます。

よくある質問

Docs 10.0を使うためにコネクタをアップデートする必要はありますか?コネクタはDocsサーバーからエディタを読み込むため、新しいエディタの機能はDocsをアップグレードすると利用できるようになります。コネクタは、リリースノートに必要な互換性や設定についての記載がある場合にアップデートしてください。

新しいバージョンへのアップデートは無料ですか?はい、アップデートされたコネクタは無料でご利用いただけます。

すべてのコネクタはどこで確認できますか?コネクタのページで確認できます。50以上の連携機能が、それぞれのドキュメントとリポジトリへのリンクとともに掲載されています。

ONLYOFFICEの無料アカウントを登録する

オンラインでドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム、PDFファイルの閲覧、編集、共同作業