AIエージェント搭載のONLYOFFICE DocSpace 3.6で、日常業務の新たなレベルのインテリジェントな支援を実現

ONLYOFFICE DocSpace 3.6のリリースを発表できることを嬉しく思います。新しいバージョンは、ワークフローにインテリジェントな支援をもたらします。このバージョンでは、AIエージェントが導入され、プロジェクトを効率化し、生産性を向上させるために設計された20以上のプラットフォーム機能強化が含まれています。新機能を活用して作業方法を変革する方法を見ていきましょう。

新しいAIエージェントの紹介

DocSpace 3.6のハイライトは、AIエージェントの導入です。この大幅な機能強化により、日常のタスクに直接新しいレベルのインテリジェントな支援がもたらされ、より速く、より効率的に作業できるようになります。

特定のニーズに合わせたAIエージェントを迅速にセットアップできます。設定が完了すると、専用セクションでAIアシスタントと対話できます。質問したり、必要なことを説明したりするだけで、エージェントがサポートする準備ができています。

AIは、プロジェクトをサポートするために幅広いタスクを実行できます:

• ファイルを分析：ドキュメントを詳細に調べて、正確性を確認し、改善を提案し、または重要なポイントを要約します。
• コンテンツを生成：プロンプトに基づいてテキストを作成し、アイデアをブレインストーミングし、またはコミュニケーションのドラフトを作成します。
• 情報を検索:ウェブ全体と独自のパーソナライズされたナレッジベースから情報を検索します。
• DocSpaceを管理：ファイルを整理し、ルームを構造化し、ユーザーを追加し、ワークスペースを整頓してアクセスしやすくします。
• チームメイトを招待：AIエージェントチャット内で同僚と直接コラボレーションし、強力なAI駆動ツールでチームワークを強化します。

AIエージェントの使用開始

DocSpaceでAIエージェントを有効にするのは簡単です。新しいAI設定セクションは、すべてのAI関連機能を管理するための中心的なハブです。すべてを実行する方法の簡単な概要を以下に示します。

1. AIプロバイダーを追加

エージェントを動作させるには、AIプロバイダー*に接続する必要があります。接続には必須であるため、選択したプロバイダーからAPIキーを取得していることを確認してください。

*現在、OpenAI、Anthropic、TogetherAI、およびOpenRouterのプロバイダーがサポートされています。今後のリリースでさらに多くのオプションが追加される予定です。

2. MCPサーバーを有効化

次に、MCPサーバーを有効にします。すぐに使用できるONLYOFFICE DocSpace MCPサーバーをアクティブ化できます。これにより、AIエージェントがDocSpace内のさまざまな要素(ルームの作成やファイルの整理など)と対話し、管理できるようになります。または、機能をさらに強化するために、他のMCPサーバーに接続することもできます。

3. Web検索とナレッジベースを接続

AIの機能を拡張するには、Web検索エンジンを有効にします。これにより、エージェントは必要に応じてインターネットから情報を取得できます。また、ナレッジベースもアクティブ化する必要があります。システムはドキュメントをインデックス化し、AIが独自のデータを通じてインテリジェントな質問ベースの検索を実行できるようにします。

4. 最初のエージェントを作成

セットアップが完了したら、AIエージェントセクションに移動して最初のエージェントを構築します。名前、カバー、タグを付けます。また、特定の指示を提供して、その目的を定義することもできます。たとえば、「このルームのチャットは、スタートアッププロジェクトについて議論するためのものです。トピックに沿ってください。」

さらに、AIエージェントのストレージクォータを設定して、DocSpace内のメモリ消費をより適切に制御できます。

場所:設定 → ストレージ管理

5. 連絡先を招待

適切なアクセス権を割り当てながら、同僚やその他のコラボレーターをAIエージェントに招待します:

• エージェントマネージャーは、設定の管理、ユーザーの招待、共有結果スペースの監督など、完全な制御権を持っています。
• コンテンツクリエーターは、ファイルの編集、ナレッジベースコンテンツのアップロード、結果の表示ができますが、ユーザーや設定を管理することはできません。
• 閲覧者は、チャットやナレッジベースへのアクセスなしで、共有結果スペースへの読み取り専用アクセス権を持っています。

6. プロンプトを入力して管理

新しい契約書の作成を行っているとします。AIエージェントに、ナレッジベースからドキュメントを分析し、パートナーに送信する前に文法エラーと法的正確性をチェックするよう依頼できます。

分析が完了すると、ファイルを結果ストレージに保存でき、そこで引き続き編集したり、チームとコラボレーションしたり、パブリックリンクを介して共有したりできます。

以前のプロンプトや結果を再確認する必要がありますか?いつでもチャット履歴にアクセスして、すばやく確認できます。

DocSpaceでのAIエージェントの潜在能力を引き出す：そのシナリオをご紹介します

ONLYOFFICE DocSpaceのAIエージェントのいくつかの魅力的な使用例を以下に示します。これらは、さまざまな業界の専門家にとってゲームチェンジャーとなる方法を示しています。

法務チーム：契約レビューとコンプライアンス

• どのように役立つか：法律専門家は、AIエージェントを使用して、ナレッジベースに保存されている契約を分析し、文法エラー、法的正確性、規制へのコンプライアンスをチェックできます。これにより、クライアントやパートナーと共有する前にドキュメントが洗練され、エラーのない状態になります。
• シナリオ：弁護士が契約書のドラフトをアップロードし、AIに曖昧な条項を強調表示するように依頼し、改善のための提案を受け取ります。最終版は、チームコラボレーションのために結果ストレージに保存されます。

プロジェクトマネージャー：チームコラボレーションの効率化

• どのように役立つか：プロジェクトマネージャーは、AIエージェントを使用して、プロジェクトファイルを整理し、特定のタスク用の新しいルームを作成し、会議メモやプロジェクト更新の要約を生成できます。
• シナリオ：マネージャーがAIに長いプロジェクトレポートを重要なアクションポイントに要約するよう依頼し、それらがチームと共有されて迅速な意思決定が行われます。

教育者：レッスンプランの作成

• どのように役立つか：教師は、AIエージェントを活用して、魅力的なレッスンプランを作成し、クイズを生成し、または生徒向けの教育資料を要約できます。
• シナリオ：教育者が教科書の章をアップロードし、AIにコンテンツに基づいてクイズを作成するよう依頼し、手作業の時間を節約します。

マーケティングチーム：コンテンツ作成と分析

• どのように役立つか：マーケターは、AIエージェントを使用して、アイデアをブレインストーミングし、ソーシャルメディアの投稿を生成し、またはナレッジベースに保存されているキャンペーンパフォーマンスデータを分析できます。
• シナリオ：マーケターがAIに新製品を宣伝する一連のツイートをドラフトするよう依頼し、その後、チームと協力してコンテンツを洗練します。

人事部門：ポリシーのドラフト作成とフィードバック

• どのように役立つか：人事専門家は、AIエージェントの支援を受けて、会社のポリシーをドラフトし、従業員のフィードバックを分析し、オンボーディングドキュメントを作成できます。
• シナリオ：人事の担当者が従業員調査の結果をアップロードし、AIに主要なトレンドを特定し、実行可能な改善を提案するよう依頼します。

営業チーム：提案書とプレゼンテーションの作成

• どのように役立つか：営業チームは、AIエージェントを使用して、クライアント提案をドラフトし、プレゼンテーションを作成し、インサイトのために顧客データを分析できます。
• シナリオ：営業担当者がAIに、ナレッジベースに保存されているクライアントの好みや過去のやり取りに基づいて、カスタマイズされた提案を生成するよう依頼します。

研究者：データ分析と要約

• どのように役立つか：研究者は、AIエージェントの支援を受けて、大規模なデータセットを分析し、研究論文を要約し、レポートを生成できます。
• シナリオ：研究者が複数の論文をアップロードし、AIに主要な調査結果を抽出し、簡潔なレポートにまとめるよう依頼します。

企画チーム：タスク管理とコミュニケーション

• どのように役立つか：イベントプランナーは、AIエージェントを使用して、スケジュールを整理し、タスクリストを作成し、ベンダーとコミュニケーションできます。
• シナリオ：イベントプランナーがAIに、ベンダーの締め切りやチームの責任を含む、今後の会議の詳細なタイムラインをドラフトするよう依頼します。

カスタマーサポートチーム：ナレッジベースの最適化

• どのように役立つか：サポートチームは、AIエージェントを使用して、顧客の問い合わせを分析し、FAQドキュメントを改善し、迅速な回答を生成できます。
• シナリオ：サポートエージェントがAIに、一般的な顧客の質問をレビューし、より明確にするためにFAQセクションへの更新を提案するよう依頼します。

フリーランサー：生産性と整理

• どのように役立つか：フリーランサーは、AIエージェントの支援を受けて、プロジェクトを管理し、請求書を生成し、クライアントファイルを整理できます。
• シナリオ：フリーランサーがAIに請求書テンプレートをドラフトし、簡単にアクセスできるように特定のフォルダーにプロジェクトファイルを整理するよう依頼します。

AIだけではない：さらなる改善

AIエージェントがメインイベントである一方、DocSpace 3.6には、エクスペリエンスを向上させるための多くの機能強化が詰め込まれています。

• 最新バージョンのエディター：AI駆動のスペルと文法チェック、カスタマイズ可能なホットキー、マクロ記録など。
• 再設計されたデータインポート：ファイルを移行する際のよりスムーズで直感的なエクスペリエンスのために、データインポートツールを全面的に見直しました。
• 新しいフォーマットのサポート：DocSpaceは、HMLフォーマットをサポートし、プレゼンテーションをTXTファイルに変換できるようになりました。
• 空のファイルのアップロード：柔軟性を高めるために、プロジェクトをゼロから構築するために空のファイルをアップロードするオプションが追加されました。

新機能の使用方法

新機能の使用方法を学ぶために、無料の詳細なウェビナーをご覧ください。

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セルフホスト版のビルドについては、新しいバージョンは少し後で利用可能になります。お楽しみに！

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