ONLYOFFICEデスクトップエディタv10.0がリリース:新しいAIツール、刷新されたスタートウィンドウ、新しいクラウドプロバイダーOdooほか
お待たせしました!先日リリースしたONLYOFFICE 10.0がデスクトップにも登場します。オンライン版の新機能に加え、AI統合への新しいアプローチと新しいAIツール、刷新されたスタートウィンドウ、新しいクラウドプロバイダーとしてのOdooなど、デスクトップ版ならではのアップデートも含まれています。ONLYOFFICEデスクトップエディタv10.0の新機能を、この記事でご紹介していきます。

まったく新しいAIツールで、もっとスマートに
バージョン10.0では、AI機能が新たな段階へと進みました。これまでのバージョンで別々に動作していたツール(AIエージェントとAIプラグイン)に代わり、すべてのAI機能をひとつのモジュール*に統合しています。追加の設定なしに、エディタの中でも外でもまったく新しいAIツールを使えるため、オフィスファイルをよりスマートに扱い、多くの文書ワークフローを自動化できます。最新リリースで何ができるようになったのか、見ていきましょう。
*現在はベータ版として提供しています
AIチャット:文書のためのAIワークスペース
ONLYOFFICEデスクトップエディタv10.0では、エディタを起動しなくても、AIに作業を任せたり手伝ってもらったりできます。AIチャット機能はスタートウィンドウから直接利用でき、ChatGPT、Claude、Mistral、Google Gemini、Groq、xAI、DeepSeek、ローカルLLM(Ollama、LM Studio、GPT4ALL経由で実行)など、お気に入りのAIアシスタントと自然な対話ができます。

AIチャットを使えば、テキスト文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、入力可能なフォーム、PDFを、開かずにその内容を把握して扱えます。パソコンに保存されているファイルを添付し、独自のプロンプトを書くか、あらかじめ用意されたプロンプトを選ぶだけです。AIアシスタントがプロンプトを解析し、テキストの生成、校正、文法・スペルの修正、データ分析、要約、翻訳、書式設定など、必要な処理を行います。

AIチャットは、新しい情報を調べる、疑問の答えを見つける、事実を確認する、知らない言葉や概念の説明を受ける、あるいは単にAIアシスタントと会話するといった使い方もできます。ただし、AIアシスタントは間違えたり、誤った情報を示したりすることがあるため、チャットに表示された内容は必ず確認するようにしましょう。

生産性を高めるAIツール
アップデートされたデスクトップアプリには、「AIツール」という新しいセクションが加わりました。文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、PDFファイル向けに、すぐに使えるオプションが多数用意されており、よく使う操作をすばやく実行できます。

ONLYOFFICEデスクトップエディタのAIツールでできることは次のとおりです。
- 文書:レビュー、比較、翻訳、校正、要約、変換、DOCXファイルを入力可能なフォームに変換
- スプレッドシート:個人情報の削除、データのクリーンアップ、数式エラーの検出、ピボットテーブルやグラフの作成、シート内のローカルパスや外部リンクの検出
- プレゼンテーション:ゼロから新しいスライドを生成、文書をスライドに変換、テキストの書き換えや誤りの修正、ノートの準備、発表前の最終チェック
- PDFファイル:PDFの結合、分割、墨消し、レビュー、フォームへの入力
- その他の機能:ファイルを別の形式に変換、PDFや文書のパスワード保護
AIツールのセクションで必要なものを選ぶと、AIチャットに移動します。必要に応じてファイルを添付したり、追加の情報を入力したりすれば、AIアシスタントが作業を完了させてくれます。

あとは最終的な結果を確認し、必要に応じて修正するだけです。

各エディタに加わった新しいAI機能
バージョン10.0では、ONLYOFFICEのすべてのエディタにAIが直接組み込まれ、AIがファイルの文脈を理解して、最も適切な提案を行えるようになりました。
さらに、ONLYOFFICE PDFエディタの中でもAIが使えるようになりました。PDFについて質問して答えを得る、要約を作成する、機密情報を墨消しして秘匿すべきデータを保護するなど、さまざまなことができます。

デフォルトのプロンプトや設定済みのAIツールに加えて、バージョン10.0では次のものを設定できます。
- クイックAIアクション:テキストのトーンを変える、特定の読み手に合わせて書き換えるといった単発のタスクに対応します。
- AIアシスタント:編集中の文書のあらゆる変化に応じて反応します。
- AIチャットの保存済みプロンプト:繰り返しのタスクに再利用できます。
ONLYOFFICEのエディタにおけるAIのアップデートについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
AIモジュールはいつでも有効・無効を切り替え可能
バージョン10.0から、デスクトップアプリはAIに対するまったく新しいアプローチを採用しています。すべてのAIツールと設定は独立したモジュールとして提供され、手動でダウンロードする必要があります。つまり、AIコンポーネントはプリインストールされていないため、余計なクリックや操作なしに、AIを使わない編集環境をそのまま利用できます。
一方で、生産性を高め、文書での繰り返し作業の時間を節約したい場合は、対応するモジュールをインストールするだけで簡単にAIを有効にできます。スタートウィンドウの左サイドバーにある、次の2つのいずれかをクリックしてください。
- AIチャット:バーチャルアシスタントと対話できるチャットです。
- AIツール:AIチャット向けのすぐに使えるプリセットです。
どちらかを選んだら、「同意してインストール」ボタンをクリックすれば完了です。

デスクトップアプリでONLYOFFICEのAIツールを無効にしたい場合は、「設定」に専用のオプションがあります。「アンインストール」ボタンをクリックするだけです。

刷新されたスタートウィンドウ
バージョン10.0ではスタートウィンドウが一新され、左サイドバーとボタンを見直した、ミニマルな新デザインになりました。余計な要素に気を取られることなく、目的のオプションにすばやくアクセスできます。

「テンプレート」セクションもデザインが一新されました。利用できるテンプレートの間を移動しやすくなり、販売契約書、請求書、マーケティング計画のスプレッドシート、事業計画のプレゼンテーション、入力可能な推薦状など、探しているものをすばやく見つけられます。

「クラウド」セクションも新しい見た目になりました。利用できるすべてのクラウドプロバイダーが一覧で表示され、「接続」ボタンをクリックするだけで簡単にアカウントを追加できます。

新しいクラウドプロバイダーとしてOdooに対応
ONLYOFFICEとOdooの連携に注目している方は、ONLYOFFICEのOdoo用コネクタの最新アップデートを紹介したこちらの記事で、ONLYOFFICEデスクトップエディタでもこの連携を可能にするとお約束していたことをご存じかもしれません。その約束を果たすときが来ました。
バージョン10.0では、利用できるクラウドプロバイダーの一覧にOdooが加わりました。「クラウド」セクションでOdooアカウントを追加し、Odooの文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、PDFを、ローカルのフォント、印刷サービス、スペルチェッカーを使って編集できます。

LinuxとmacOS向けの改善
最後に、アップデートされたデスクトップアプリには、Linux版とmacOS版向けの改善も含まれています。Linuxでは、アプリのウィンドウの枠が細くなり、ウィンドウに影が付くようになりました。これにより、複数の文書を同時に扱ったり、並べて比較したりしやすくなります。

macOSでは、ファイルタブでコンテキストメニューが使えるようになったことが、使い勝手の面で大きな変化です。文書のタブを右クリックするとコンテキストメニューが開き、文書を閉じる、移動する、固定する、固定を解除するといった操作や、新しい文書の作成ができます。複数の文書を同時に扱うときに便利です。

その他の改善
バージョン10.0にアップデートすると、ONLYOFFICE デスクトップエディタでは次のような改善も利用できます。
- 墨消しツールによるPDFのメタデータ削除
- フォームでの署名の再利用
- 書式を細かく制御できる水平線の設定ウィンドウ
- セル値のオートコンプリートのオン・オフ
- スプレッドシートでのシート背景のサポート
- プレゼンテーションの新しい表示モードと印刷設定の拡張
- スライドのGIF・動画としての書き出し
これらの機能の使い方について詳しくはこちらの記事をお読みいただくか、YouTubeのウェビナーをご覧ください。
ONLYOFFICE デスクトップエディタ 10.0を入手する
アップデートされたデスクトップアプリを試してみませんか。Windows、Linux、macOS向けのONLYOFFICEデスクトップエディタ最新版は、当社のWebサイトから入手できます。
Snap、Flatpak、AppImageの各パッケージのアップデート版は、後日公開予定です。どうぞお楽しみに。
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