ownCloud用ONLYOFFICE連携アプリv9.9.1がリリース:参照データ用の外部リンク、より多くのファイル形式、新しいインターフェーステーマが追加
ownCloudユーザーに朗報です!ONLYOFFICEのownCloud連携アプリの最新バージョン9.9.1が公開されました。新たに対応したファイル形式やインターフェーステーマの追加、外部リンクを参照データとして利用可能になるなど、さまざまな改善を含んでいます。本記事ではバージョン9.9.1の新機能と変更点をご紹介します。
外部リンクを参照データとして利用
バージョン9.9.1からは、自分のownCloudインスタンス外にある別スプレッドシートのセルやセル範囲への外部リンクを作成できるようになりました。IMPORTRANGE関数を使えば、サードパーティのデータを簡単に取り込み可能です。構文は以下のとおりです。
<code>=IMPORTRANGE("spreadsheet_url", "range_string")</code>
指定したスプレッドシートのURLとセル範囲を引用符で囲んで入力すれば、その範囲のデータをインポートできます。
IMPORTRANGE関数の詳しい使い方はこちらのガイドをご参照ください。
場所:上部ツールバーの「数式」タブ → 「テキスト&データ」→「IMPORTRANGE」を選択。または「関数」から検索バーに「IMPORTRANGE」と入力。
対応ファイル形式が拡充
更新された統合アプリでは、以下のファイル形式も扱えるようになりました:
- Apple iWork形式:Pages、Keynote、Numbers
- Hancom Office形式:.hwp、.hwpx
これらの形式は閲覧のみ対応しています。ファイルを閲覧するには、目的のファイルの「⋮(三点リーダー)」アイコンをクリックし、コンテキストメニューから「ONLYOFFICEで開く」を選択します。対応するONLYOFFICEエディターでファイルが開きます。
編集したい場合は、まず「ONLYOFFICEで変換」を選択してOOXML形式(DOCX・PPTX・XLSX)に変換してください。変換後のOOXMLコピーがownCloud内に作成され、編集が可能になります。
※変換後の完全な書式互換は保証されません。
新しいインターフェーステーマを切り替え
編集画面の見た目をより快適にするため、バージョン9.9.1では新たにインターフェーステーマが追加されました。「表示」タブ → 「インターフェーステーマ」から以下のテーマに切り替えられます:
- システムに合わせる
- コントラストダーク
- グレー
専用の閉じるボタンでエディターを終了
同じタブでオフィスファイルを開くことを好むユーザー向けに、新しい閉じるボタンが追加されました。このボタンは画面右上のユーザーアバター横に配置されています。クリックするとONLYOFFICEエディターが閉じられ、自動的にownCloudストレージ画面へ戻ります。
その他の改善点
- JWTトークン有効期限の設定を追加
- エディターへのリクエストにおけるShardkeyパラメーター対応
詳細な変更履歴はGitHubのリリースノートをご覧ください。
ownCloudインスタンス向け統合アプリを入手
ownCloudマーケットプレイスから最新バージョンのONLYOFFICE統合アプリをダウンロードし、新機能をお試しください:
お役立ちリンク
連携アプリを入手:ownCloudマーケットプレイス / GitHub
ownCloud用ONLYOFFICE Docs:サーバー版 / クラウド版
ユーザーガイド:Help Center / APIドキュメント
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