Nextcloud用ONLYOFFICEコネクタ v9.1 は、高度なアクセス権限と、ドキュメントコラボレーションを強化するためのより多くのツールとともに利用可能に
Nextcloud用ONLYOFFICE連携アプリの最新バージョン9.1のリリースをお知らせします。高度なアクセス権、ドキュメント編集を効率化する新しいオプション、その他のアップデートなど、新機能と改善が満載されており、チームコラボレーション体験の向上をお約束します。新機能をご紹介します。
強化されたドキュメントコラボレーション
ドキュメントコラボレーションを念頭に置いて構築されたONLYOFFICEコネクタの最新バージョンは、コラボレーションによるドキュメント編集を強化し、ワークフローを簡素化することに主眼を置いています。今回のアップデートでは、シームレスなチームワークを確保するために、オフィスファイルでの作業をさらに効果的にする新機能を追加しました。新しいオプションをすべて見てみましょう。
公開共有とNextcloud Talkのための高度なドキュメント権限
バージョン7.4で追加された高度なアクセス許可は、Nextcloud Talkアプリ内で作成されたファイルと、パブリックアクセス可能なファイルに対して利用できるようになりました。以下は、標準のフルアクセス/読み取り専用アクセスに追加して利用できる、高度なアクセス権の一覧です：
レビュー：変更履歴を有効にし、閲覧のみのアクセス権を持つユーザーが、コンテンツを直接変更することなく、ドキュメントの変更を提案できるようにします。この権限はテキスト文書専用です。
コメント：閲覧のみのアクセス権を持つユーザーが、コメントセクション内にコメントを残したり、他のユーザーについて言及したりできるようにします。この権限は、ドキュメントとスプレッドシートの両方に適用されます。
カスタムフィルタリング：ユーザーがスプレッドシートへのフルアクセス権を与えられている場合、作成者のバージョンのフィルタリングを無効にするオプションが利用でき、パーソナルモードでのカスタムフィルタリングのみが許可されます。
どこにあるのか：すべてのファイルへ移動 -> 「設定」ボタンをクリックし、「詳細を開く」を選択 -> ONLYOFFICE Docsを使用した高度なドキュメント権限の提供をクリック -> レビュー/コメント/またはフィルタリングのいずれかを選択します。
記入可能なPDFフォーム
ONLYOFFICE Docsのバージョン8.0で開始されたPDFファイルへの入力は、統合アプリでも利用できるようになり、チームに効率的で組織的な情報収集と監督方法を提供します。さらに、デジタルフォームはより高いアクセシビリティを提供し、従業員がデスクトップやモバイルデバイスを使用してどこからでもフォームに記入できるようにします。
カスタマイズ可能なPDFフォームを作成するには、DOCXFテンプレートを使用します。DOCXFテンプレートでは、さまざまなフィールドタイプを挿入したり、フォームの外観を調整したりすることができます。標準的な文書の編集と同様に、さまざまなスタイル設定や書式設定オプションでテキストを操作できるため、フォーム作成におけるチームメンバー間のシームレスなコラボレーションが促進されます。
どこにあるのか：「ファイル」メニュー -> 「新規作成」ボタンをクリック -> 「新しいPDFフォーム」を選択 -> 「空白」または 「テキスト文書から」をクリック
PDFファイルを操作する際、テキストのハイライト、下線、取り消し線などの注釈を追加したり、フォームへの記入、コメント、描画をPDFエディタ内で直接行うことができます。
ストレージからのドキュメントの結合
ドキュメントの結合とは通常、複数の別々のドキュメントを1つのまとまったファイルにマージまたは統合するプロセスを指します。
新製品発売キャンペーンに取り組むマーケティングチームを想像しましょう。各チームメンバーは、市場調査、広告戦略、ソーシャルメディアアウトリーチ、予算配分など、キャンペーンプランのさまざまなセクションの起草を担当します。各セクションは、別々のテキストパラグラフとしてオンラインドキュメントに保存されます。
現在、コネクタの新しいオプションのおかげで、インスタンスのファイルをストレージにある以前に作成したファイルとマージできます。そのため、チームリーダーは、ストレージにある自分の草稿と、オンラインブレーンストーミングセッションの結果として作成されたマーケティングキャンペーンを簡単に結合できます。この機能により、ドキュメント全体を一箇所でレビューおよび編集できるため、一貫性、完全性が保証されます。
どこにあるのか：「コラボレーション」タブ -> 「結合」オプションを探す -> ストレージからドキュメントを選択
ユーザーアバターのサポート
コメントにユーザーアバターを使用できるオプションが追加され、チームメンバーとのコラボレーションがよりインタラクティブになりました。この最新の機能強化により、たとえばドキュメント内の提案にパーソナライズされたタッチが加わり、同僚がお互いの貢献を識別しやすくなります。
Nextcloudのユーザープロフィールに写真をアップロードすることで、交流をパーソナライズするだけでなく、より明白でシームレスな社内コラボレーション体験を促進します。
どこにあるのか：右上のユーザーアイコンをクリック -> 個人設定 -> プロフィール画像をクリック
共有ドキュメントのオフラインビューア
オフラインビューアを使用すると、パブリック・アクセスを持つ外部ユーザーに対して、現在の状態でドキュメントを共有することができます。
例えば、新入社員とポリシーを共有することは標準的な手順ですが、権限レベルはポリシーによって異なります。オフライン・ビューアは、新入社員がドキュメントにアクセスできるようにする一方で、権限のあるチーム・メンバーが変更内容を閲覧できるようにすることで、ドキュメントの共同編集を可能にし、ポリシーの安全な更新を実現します。これにより、ポリシー管理が合理化され、効率性と透明性が向上します。
どこにあるのか：「ファイル」メニューから、またはエディタのインターフェイスから直接、公開共有を適用します。
スプレッドシートコラボレーションのニュース
保護された範囲でのアクセス
スプレッドシート内の「保護された範囲」オプションを有効にすると、閲覧、編集、コメントなど、さまざまな種類のアクセス許可を与えるメンバーを他のチームメンバーの中から選択できるようになりました。また、テーブルコンテンツのこの範囲をブロックして、誰も変更を適用できないようにすることもできます。
どこにあるのか：「保護」タブに移動 -> 「保護範囲」をクリック -> 「編集」をクリックして別のユーザーを追加し、「OK」を押します。
セルへの外部リンク
最新のアップデートでは、スプレッドシートエディタに新機能が追加され、共同編集セッションのデータを参照したり、参照データソースを開いたり、参照データソースを変更したりできるようになりました。詳細についてご説明します。
表計算エディタでは、同じインスタンス内の他のワークブックのセルやセル範囲への外部リンクを作成できるようになりました。これらのリンクは、ワークブック間のシームレスなデータ共有を容易にします。外部リンクを追加するには、コピー元のワークブックからデータをコピーし、「リンクの貼り付け」オプションを使用してコピー先のワークブックに貼り付けます。
ワークブックがリンクされると、以下の新しいオプションを選択できます：
- 値の更新：ソースで行われた変更を反映し、2 番目のテーブルのデータをシームレスに同期します。
- ソースの変更：ユーザーがデータ取得元を変更できるため柔軟性があり、既存の接続を変更せずに新しいデータを取り込むなどのプロセスを簡素化できます。
- オープンソース：データソースの元となるファイルに即座にアクセスして編集や閲覧ができるため、効率的な共同作業が可能になります。
- ブレークリンク：ワークブック間の接続が不要になった場合に接続を切断し、データ管理とワークフローの整合性を最適化します。
この機能により、データ統合が強化され、データ駆動型環境での共同編集の効率が効率化されます。
どこにあるのか：データ範囲へのリンクをスプレッドシートに挿入 -> 上のツールバーのデータタブに移動 -> 外部リンクをクリックして修正。
その他の修正と改善
新しくリリースされたコネクタには、次のようなマイナーアップデートや修正もあります：
- 接続チェックを無効にして、ドキュメントサーバーとの接続性を毎日バックグラウンドチェックします。
- アラビア語とセルビア語の新しい空のファイルテンプレート
- サポートされるフォーマットのリストを更新（djvu、dot、dotm、fb2、fodt、htm、mht、mhtml、oxps、stw、sxw、wps、xml、xps、fods、sxc、xlsb、pot、sxiを追加）
- モバイルエディタサイズの調整
その他、修正と調整。すべては、GitHubでご覧いただけます。
注意：Nextcloud v25のサポートは終了しました。
アップデートされた連携アプリでONLYOFFICE Docsと連携
これらのアップデートにより、Nextcloud用ONLYOFFICEコネクタは、より優れた柔軟性、セキュリティ、効率性を提供し、コラボレーション体験を向上させ続けます。Nextcloudマーケットプレイスで最新バージョンのコネクタをご覧ください：
