ONLYOFFICEのスプレッドシートでAIを活用する方法:クイックガイド
ONLYOFFICE Docs 9.0のリリースは重要なマイルストーンであり、スプレッドシートにおける強力なAI機能をはじめ、さまざまな新ツールや改善を導入します。本ガイドでは、ONLYOFFICEスプレッドシートエディタの新しいAI機能の使い方と、シートでAIができることをご紹介します。
ONLYOFFICE Docs 9.0のAI機能:新要素
バージョン9.0でONLYOFFICEスプレッドシートエディタに追加された主要なAIアップデートは、正しい数式を提案し、複雑なデータ分析を実行できるAI関数です。これにより、計算に適した数式を手動で選ぶ必要がなく、数秒で最適なオプションをAIが提案します。
バージョン9.0の他のAI関連強化点は以下のとおりです。
- プロンプトに基づくマクロの自動生成
- 数クリックでVBAマクロを変換
- PDFページのOCR機能
- セルフホスト版DocsでのAIプラグイン一元設定
ブログ記事やYouTubeウェビナーもご覧ください。
ONLYOFFICEでのAIプラグイン設定方法
ONLYOFFICEでは、AI統合が専用プラグインを通じて実現されており、ChatGPTやGoogle Gemini、Claude Sonnet、Mistral、Groq、DeepSeek、GPT4All、Ollama、Stability AIなどのAIアシスタントに接続できます。
以下の手順でスプレッドシートエディタにAIプラグインをインストールし、設定しましょう。
ステップ1:AIプラグインのインストール
プラグインマーケットプレイスはこちら。エディタのプラグイン管理からAIプラグインを見つけ、インストールをクリックします。
ステップ2:AIプラグインの有効化
インストール後、バックグラウンドプラグイン欄でAIプラグインをオンにします。成功すると、ツールバーにAIタブが表示されます。
ステップ3:AIアシスタントの追加
AIタブから設定を開くと、AI構成メニューが表示されます。AIモデルの編集をクリックし、+ボタンでプロバイダを選択(例:OpenAI)、APIキーを入力します。
モデルリストを更新し、モデルを選択後、必要に応じてタスクを割り当ててOKをクリックします。
AIに計算を任せる
バージョン9.0では、AI関数=AI("説明")
を使って、テキスト説明だけで複雑な計算を実行できます。
使用例は以下の動画でご覧ください:
マクロの自動生成
表示タブ→マクロ→AIアイコン→説明から作成で、プロンプトに沿ったマクロコードを生成できます。
VBAマクロの変換
同じくマクロメニューのAIアイコンからVBAコードを入力して作成をクリックすると、自動で変換されます。
AIチャットとの対話
AIタブまたは右クリックメニューのチャットボットアイコンから、AIと直接対話できます。質問や情報検索、気分転換にも便利です。
テキスト要約
長文を選択して要約を実行すると、要約結果が別ウィンドウに表示されます。
翻訳機能
ワードやフレーズを選択し翻訳を実行すると、指定言語に翻訳されセルに挿入されます。AIタブまたは右クリックで利用可能です。
テキスト→画像生成
対応モデル(例:Stability AI)を使い、選択テキストをもとに画像を生成できます。AIタブのテキストから画像を実行すると、シートに挿入されます。
AI機能を使ってみましょう
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*第三者提供のAIモデルによる情報・生成内容の正確性や信頼性について、ONLYOFFICEは責任を負いませんので、ご了承ください。
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